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2006 年度 実績報告書

針治療および漢方薬治療の作用機序解明にむけた基礎研究法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 18590649
研究種目

基盤研究(C)

研究機関東北大学

研究代表者

関 隆志  東北大学, 大学院医学系研究科, 講師 (90372292)

研究分担者 吉澤 誠  東北大学, 情報シナジーセンター, 教授 (60166931)
山家 智之  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (70241578)
仁田 新一  東北大学, 加齢医学研究所, 教授 (90101138)
金野 敏  東北大学, 加齢医学研究所, 助手 (70372315)
キーワードプラセボ針 / 脈波伝搬時間 / ρmax
研究概要

健康ボランティアに、書面および面接にて本人の同意を得た。被験者を臥位に置き、非観血的心拍血圧変動時系列曲線評価システムを用いて、心拍変動と指尖における脈波を持続的にモニタリングし、ADコンバータを介して、1msのサンプリングでパーソナルコンピュータに入力する。備品はここで用いることになる。被験者を安静に置き、10分間の安静の後に15分間の計測を試みた。安定したデータが得られた後に、太衝穴への、針刺激を試みた。コントロールデータとの比較研究のために、本物の針とプラセボの針を用意し、本物の針刺激と、プラセボの針刺激の比較検討を試みた。針刺激(及びプラセボ針刺激)の後に、非観血的心拍血圧変動時系列曲線評価システムを用いて、心拍及び脈波を持続的にモニタリングし、ADコンバータを介して、1msのサンプリングて10分間、パーソナルコンピュータに入力した。
得られたデータはオフライン解析され、心拍血圧のゆらぎ成分から交感神経、副交感神経の活動バランスを評価すると同時に、その低周波成分の伝達特性から、中枢における血圧反射制御の定量的診断評価を試みた。
拍内平均血圧と心拍数HRの間のρmax(Mayer波帯域(0.05Hz〜0.15Hz)における2つの信号間の相互相関関数の最大値)、脈波伝搬時間PTTとHRの間のρmaxを求めた。2種類のρmaxにつき,刺鍼前の安静時、刺鍼中の前半、同後半及び抜鍼後の安静時の平均値を求めた。
PTTとHRのρmaxのみ刺鍼前半に実鍼が偽針より有意に低下したが、他の指標では有意差が認められなかった。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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