研究課題/領域番号 |
18590663
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
内科学一般(含心身医学)
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研究機関 | 国立長寿医療センター(研究所) |
研究代表者 |
溝口 和臣 国立長寿医療センター(研究所), 老年病研究部, 室長 (20416176)
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連携研究者 |
池田 龍史 国立長寿医療センター(研究所), 老年病研究部, 流動研究員 (80463199)
昌子 浩孝 国立長寿医療センター(研究所), 老年病研究部, 流動研究員 (00466278)
孫 楠 国立長寿医療センター(研究所), 老年病研究部, 流動研究員 (60419900)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2008
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キーワード | 老化 / ストレス / 前頭前野 / うつ病 / ドーパミン / セロトニン / グルココルチコイド受容体 / ラット |
研究概要 |
実験動物(ラット)を用いた基礎研究において、老化の脳機能へ及ぼす影響を解析した。その結果、老化により、前頭前野のグルココルチコイド受容体(GR)が減少して、GRを介した反応が弱まると、前頭前野のドーパミンおよびセロトニンが減少することを見出した。そしてその結果、前頭前野そのものの機能低下としてワーキングメモリ障害や思考の柔軟性の低下が発生し、また一方で、このような前頭前野の機能低下がストレス脆弱性を形成すると考えられた。このように前頭前野のGRが、高齢者のうつ病やストレス脆弱性の発生機構に重要な役割を果たしている可能性が考えられた。
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