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2006 年度 実績報告書

モチリン受容体における作用発現の分子機構の解析

研究課題

研究課題/領域番号 18590683
研究種目

基盤研究(C)

研究機関愛媛大学

研究代表者

松浦 文三  愛媛大学, 医学部附属病院, 講師 (80284420)

キーワードモチリン受容体 / モチリン / エリスロマイシン
研究概要

(目的)モチリンおよびモチリン受容体は,消化管運動機能に重要な役割を果たしている。申請者は,モチリンがモチリン受容体のN末端枝,第一,第二,第三細胞外ループのperimembranousのアミノ酸残基に結合すること,モチリン受容体のN末端枝内の2個のCys残基と第一,第二細胞外ループのCys残基はモチリン機能発現に重要であること,ペプチドリガンドのモチリンと非ペプチドリガンドのエリスロマイシンの結合部位は異なることを明らかにしてきた。今回,リガンド-受容体結合の機構のさらなる解析を目的として,モチリン作用に必須の細胞内アミノ酸残基の同定を行った。(方法)モチリン受容体の第一,第二,第三細胞内ループの3ないし6アミノ酸残基を連続性に欠失させた変異受容体,あるいは1アミノ酸残基をAlaあるいはPhe, Hisに置換した変異受容体を作成し,COS細胞に一過性に発現させ,モリリンあるいはエリスロマイシン刺激による細胞内カルシウム濃度変化をFURA-2-AM系で,モチリン結合能を131-I標識モチリンの競合的結合解析で,測定した。(結果)モチリン受容体の第一細胞外ループではTyr66が,第二細胞内ループではArg136が,第三細胞内ループではVal299が,それぞれ変異した受容体において,モチリンおよびエリスロマイシンの作用発現が低下した。(結論)モチリン受容体の細胞内ループに,機能発現に必須の新たなアミノ酸残基を同定した。

  • 研究成果

    (2件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] Differential contributions of motilin receptor extracellular domains for peptide and non-peptidyl agonist binding and activity2006

    • 著者名/発表者名
      Matsuura B, Dong M, Naik S, Miller LJ, Onji M
    • 雑誌名

      J Biol Chem 281

      ページ: 12390-12396

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
    • 査読あり
  • [雑誌論文] Molecular characterization and distribution of motilin family receptors in the human gastrointestinal tract2006

    • 著者名/発表者名
      Takeshita E, Matsuura B, Dong M, Miller LJ, Matsui H, Onji M
    • 雑誌名

      J Gastroenterol 41

      ページ: 223-230

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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