研究課題/領域番号 |
18590737
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 山口大学 |
研究代表者 |
寺井 崇二 山口大学, 大学院医学系研究科, 講師 (00332809)
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研究分担者 |
坂井田 功 山口大学, 大学院医学系研究科, 教授 (80263763)
内田 耕一 山口大学, 大学院医学系研究科, 助手 (80397992)
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キーワード | 再生医学 / 移植・再生医療 / 細胞・組織 / 発生・分化 |
研究概要 |
我々は、自己骨髄細胞を用いた肝臓再生療法の臨床応用を進める基盤モデルとして骨髄細胞から肝細胞への分化評価モデル(GFP/CC14モデル)の開発し、骨髄細胞が持続的肝障害の肝硬変時に肝臓に遊走され肝細胞へ分化・増殖することを明らかにした(JB 2003、特公2003-70377)。さらにこのモデルの解析を通じ、骨髄細胞移植により生存率の回復、また肝線維化の改善を発見した(Hepatology 2004)。今年度の基礎研究としては、骨髄細胞の肝細胞への分化過程における、r FGF2の関与、また分化過程におけるピストンのリン酸化、アセチル化の変化および移植細胞の核型についてLaser Scanning Cytometer(LSC)で検討した。その結果、骨髄細胞の肝細胞への分化過程においては、ヒストンのリン酸化、アセチル化の亢進などの遺伝子の転写活性の増加を確認し、一部核型の変化などを確認した。また骨髄細胞の肝細胞への分化を促進する因子として、FGF2の有用性が明らかになった。
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