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2006 年度 実績報告書

致死的不整脈治療標的としてのリアノジン受容体

研究課題

研究課題/領域番号 18590777
研究種目

基盤研究(C)

研究機関山口大学

研究代表者

山本 健  山口大学, 医学系研究科, 助手 (50363122)

研究分担者 矢野 雅文  山口大学, 医学部附属病院, 講師 (90294628)
キーワード内科 / 不整脈 / 心不全 / リアノジン受容体
研究概要

平成18年度申請者らはRyRチャネル安定化を誘導するアミノ酸配列が存在することを見いだした。その部位のペプチドを合成しそのペプチド(治療ペプチド)の作用について様々な角度から検討を行った。その結果治療ペプチドは心不全モデル犬から精製したRyRからのCa^<2+>リークを抑制し、RyR内のchannel制御ドメインをzippingするという効果を持つことがわかった。また心不全モデル犬からの単離心筋細胞ではcell shortening, Ca^<2+> transientを改善し,Ca^<2+> spark頻度を減少させ、培養細胞の生存率を改善することもわかった。さらに申請者らはこの作用メカニズムに関する研究を行い、このアミノ酸配列部分がRyR安定化作用を有するJTV519の結合部位であることを確認してした。すなわちRyRのfragmentをexpressionしそのfragmentとJTV519との分子間結合をみたところ治療ペプチドの配列部分においてJTV519との結合が確認された。さらにこの治療ペプチドはRyRのcentral regionに結合することによってJTV519が結合した場合同様RyR内のchannel制御ドメインをzippingさせることによりRyRのチャネル安定化をもたらすことがわかった。これら実験によりJTV519のRyR安定化メカニズムおよび治療ペプチドの作用メカニズムが明らかとなった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Scavenging free radicals by low-dose carvedilol prevents redox-dependent Ca2+ leak via stabilization of ryanodine receptor in heart failure.2007

    • 著者名/発表者名
      望月守
    • 雑誌名

      J Am Coll Cardiol 49

      ページ: 1722-32

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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