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2007 年度 実績報告書

レジオネラ菌無作為遺伝子変異法を用いたレジオネラ肺炎重症化機序の解明

研究課題

研究課題/領域番号 18590832
研究機関東北大学

研究代表者

菊地 利明  東北大学, 病院, 講師 (10280926)

キーワード重症肺炎 / レジオネラ肺炎 / 無作為遺伝子変異法
研究概要

レジオネラ菌(Legionella pneumophila)は細胞内寄生性を特徴とするグラム陰性桿菌で、集中治療室管理が必要な重症肺炎の起炎菌として、しばしば臨床的問題となっている。しかしレジオネラ菌が、外来抗菌薬治療が可能な軽症肺炎の起炎菌となることは少なく、『なぜレジオネラ肺炎が重症化しやすいのか』はよくわかっていない。そこで当該研究課題では、レジオネラ肺炎が重症化しやすい要因として、レジオネラ菌による細胞傷害作用に着目し、トランスポゾンを用いてレジオネラ菌の無作為遺伝子変異株を作製することによって、この分子機構の解明を目指すものである。
研究二年度にあたる本年度は、初年度に選択した11株のレジオネラ菌遺伝子変異株において継代により薬剤耐性遺伝子が脱落しないことと、ベクター全体ではなくトランスポゾン部分のみの挿入であることをまず確認した。さらに、これらの遺伝子変異株からDNAを抽出し、トランスポゾン周囲の塩基配列を決定することによって、トランスポゾンの挿入によって変異した遺伝子の同定を進めた。今後、これらのレジオネラ菌遺伝子変異株に正常型遺伝子を導入することによって、形質が回復するかどうかを検討する予定である。

  • 研究成果

    (6件)

すべて 2007 その他

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件) 図書 (1件) 備考 (1件)

  • [雑誌論文] OX40 ligand expressed by DCs costimulates NKT and CD4+ Th cell antitumor immunity in mice.2007

    • 著者名/発表者名
      Zaini J, et. al.
    • 雑誌名

      J Clin lnvest 117

      ページ: 3330-8

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Evaluation of dosing designs of carbapenems for severe respiratory infection using Monte Carlo simulation.2007

    • 著者名/発表者名
      Watanabe A, et. al.
    • 雑誌名

      J Infect Chemother 13

      ページ: 332-40

    • 査読あり
  • [雑誌論文] Targeted delivery of CX3CL1 to multiple lung tumors by mesenchymalstem cells.2007

    • 著者名/発表者名
      Xin H, et. al.
    • 雑誌名

      Stem Cells 25

      ページ: 1618-26

    • 査読あり
  • [学会発表] NKT Cell Activation through OX40.2007

    • 著者名/発表者名
      Kikuchi T
    • 学会等名
      シンガポール大学/東北大学合同シンポジウム
    • 発表場所
      ビンタン(インドネシア)
    • 年月日
      2007-09-06
  • [図書] レジオネラ感染症ハンドブック2007

    • 著者名/発表者名
      菊地 利明, 他
    • 総ページ数
      303
    • 出版者
      日本醫事新報社
  • [備考]

    • URL

      http://romm.idac.tohoku.ac.jp/index.html

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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