• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2006 年度 実績報告書

CAGリピートの伸長した新規遺伝子の脊髄小脳失調症への関与

研究課題

研究課題/領域番号 18590943
研究種目

基盤研究(C)

研究機関広島大学

研究代表者

丸山 博文  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 助教授 (90304443)

研究分担者 川上 秀史  広島大学, 原爆放射線医科学研究所, 教授 (70253060)
キーワードCAGリピート / 伸長 / 脊髄小脳失調症
研究概要

検体については今年度は38検体増加した。
protein kinase Cのγsubtype(γPKC)をコードするPRKCG遺伝子変異は脊髄小脳失調症14型(SCA14)の原因として報告されている。我々が保有する検体のうちで未だ原因遺伝子が不明な検体は約3割を占めている。それらの検索として本遺伝子のエクソン4をスクリーニングしたところ、あらたなC/Tミスセンス変異を同定した。本変異を有する症例の臨床症状は基本的には失調症状であるがてんかんをきたすものもあり、幅広いものであった。全体での本遺伝子の変異はこの1家系のみで認められ、日本におけるSCA14の占める割合は低いものと考えられた。
CAGリピートが伸長している候補遺伝子の一次スクリーニングは9つおこなった。このうち4つについてはpolymerase chain reaction(PCR)がまったく反応せず、プライマーの再設計が必要であることが判明した。1つについてはPCR反応が不十分であり、これについてもプライマーの再設計が必要であることが判明した。5つについては正常群で検討した結果、リピート数の分布はheterogeneityを有しており、脊髄小脳失調症群での検討が必要であると判断した。このうち3つについて脊髄小脳失調症群で検討したところ、リピート数の分布はheterogeneityを有するものの、パターンは正常群と類似しており、かつリピートの伸長しているものは認めなかった。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Identification of a new family of spinocerebellar ataxia type 14 in the Japanese spinocerebellar ataxia population by the screening of PRKCG exon 4.2006

    • 著者名/発表者名
      Hiramoto K, Kawakami H, Maruyama H, et al.
    • 雑誌名

      Movement Disorders 21

      ページ: 1355-1360

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi