研究課題
基盤研究(C)
抗アセチルコリン受容体抗体(抗AChR抗体)および抗筋特異的チロシンキナーゼ抗体(抗MuSK抗体)共に陰性で筋無力症が疑われる患者の中に筋萎縮性側索硬化症もある。誘発筋電図でもWaningが認められ、テンシロンテストも陽性と判断されることがあり、抗体陰性の重症筋無力症の鑑別に重要と結論した。運動終板に補体C3の沈着が認められ、postsynaptic foldの減少も認められた。αバンガロトキシンの減少も認められる例もある。意義付けが困難であるが、眼筋型MGでは、AChR抗体が陰性のことが多く補体の沈着があることがある。測定感度以下のAChR抗体が関与する可能性や、AChR抗体以外の抗体の関与が考えられる。補体の沈着もなく、postsynaptic foldの減少があり、臨床像は、四肢近位筋の筋力低下があり、他の抗体もしくは、先天性の可能性など、今後の検討が必要である。ヒト抗MuSK抗体は、ラットの再生筋の運動終板においてもいても、ヒト運動終板と類似の変化をもたらす。 抗MuSK抗体は Postsynaptic areaの形成に影響を及ぼす。抗ラミニン抗体は抗体陰性の筋無力症の原因でありうる可能性を否定できないが、電気生理学的な検討も含めて、今後の検討が必要である。ラミニンも運動終板の形成に関与している可能性がある。
すべて 2009 2008 2007 2006 その他
すべて 雑誌論文 (17件) (うち査読あり 6件) 学会発表 (7件) 図書 (4件)
Connect Tissue Res 50(1)
ページ: 37-45
Ultrasound in Medicine and Biology 35(2)
ページ: 237-244
理学療法探求 11
ページ: 15-21
神経内科 69(3)
ページ: 261-265
Clinical Neuroscience 26(9)
ページ: 1000-1001
ページ: 983-985
日本臨床 66(6)
ページ: 1140-1148
医薬ジャーナル 44(2)
ページ: 694-699
Medical Science Digest 34(1)
ページ: 22-25
64
ページ: 731-733
日本内科学会雑誌 96(8)
ページ: 1604-1607
実験医学 25(11)
ページ: 1740-1746
神経内科 65(4)
ページ: 353-359
ページ: 345-352
Clinical Neuroscience 24(1)
ページ: 79-82
福岡医学 (in press)