研究課題
基盤研究(C)
1)重重症メタボリックシンドロームモデルマウスの検討 12週齢dB/dBマウスにアンジオテンシン650ng/kg/minと8%食塩食を負荷し血圧を上昇させ検討した。白金ナノコロイド投与時により、耐糖能異常、コレステロール値、血圧には有意な変化を認めなかった。一ヵ月後の臓器障害については心、大血管において有意に血管のリモデリング、炎症を抑制した。腎は、病理的にも、機能的にもアンジオテンシン負荷により変化がなく、白金ナノコロイド投与によっても悪化しなかった。酸化ストレスについては尿中イソプロスタン排泄量並びに組織局所の酸化ストレスのいずれもが白金ナノコロイドで抑制された。2)軽症メタボリックシンドロームモデルマウスの検討 加齢により耐糖能異常と肥満をきたすアドレノメデュリン欠損マウスを用いて、白金ナノコロイドを1ヶ月、3ヶ月投与後のインスリン抵抗性を検討したところ、55週齢のマウスではインスリン抵抗性が改善した。白金ナノコロイドを投与後のインスリン抵抗性を検討したところ、3ヶ月投与にてインスリン抵抗性の改善をみとめた。3)腎障害モデルを用いた検討シスプラチンによる尿細管障害モデルマウスを用いた。本モデルでは酸化ストレスの増大に伴い尿細管障害が生じる。このマウスに白金ナノコロイドを投与したところ、尿細管障害の著明な改善を認めた。4)正常マウスを用いた安全性の検討 白金ナノコロイドを経口投与した際の白金ナノコロイド濃度を測定レたところ、血液中は測定感度以下であった。腎臓、尿では測定できた。2週間、1ヶ月の投与で臓器への蓄積性は認めなかった。催奇形性 催奇形性は認められなかった。免疫毒性 この点は血液学的検査上、特に問題はなかった。免疫系器官/組織変化を病理的に検討したが、問題を認めなかった。宿主抵抗性 宿主抵抗性試験ならびにマクロファージ/好中球機能試験を行い酸化ストレスが軽減することによる易感染性についても問題を認めなかった。
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