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2006 年度 実績報告書

甲状腺ホルモン受容体βに特異的に結合するタンパクの機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18591018
研究種目

基盤研究(C)

研究機関名古屋大学

研究代表者

加納 安彦  名古屋大学, 環境医学研究所, 助手 (50252292)

研究分担者 林 良敬  名古屋大学, 環境医学研究所, 助教授 (80420363)
高岸 芳子  名古屋大学, 環境医学研究所, 助手 (50024659)
村田 善晴  名古屋大学, 環境医学研究所, 教授 (80174308)
キーワード甲状腺ホルモン不応症 / 甲状腺ホルモン受容体 / コアクチベーター / 酵母Two-Hybridシステム / cDNA / クローニング
研究概要

甲状腺ホルモン不応症には2種類の甲状腺ホルモン受容体(TR)になんらの異常を持たない症例がある.その原因として、甲状腺ホルモン受容体βに特異的に結合するコアクチベーターが存在し、何らかの異常を持っているのではないかと想定した.そこで、酵母Two-Hybridシステムにより、ヒト肝cDNAライブラリーよりTRβと特異的に結合するタンパクのcDNAのクローニングを試み、タンパクの機能がいまだ不明な2種類のcDNAを同定した.
1.クローンNo.60には3種類のmRNAが存在し、すべての全長cDNAをクローニングした.決定した塩基配列とアミノ酸配列より、コードされるタンパクが核内の存在することが推測された.
2.推測されたアミノ酸配列には、既に報告のある核内タンパクと高い相同性があることが明らかになった.
3.In vitroでのpull-downアッセイを行うため、TRβをGST融合タンパクとして、クローン60タンパクをHis-tag融合タンパクとして、いずれも大腸菌で発現させた.
4.融合タンパクを相互作用させ、免疫沈降反応後SDS-PAGE/ウェスタンブロット法によって両タンパクの結合を検討した結果、確かにクローン60タンパクがTRβと結合していることを確認した.
5.クローン93タンパクは、His-tagタンパクとしての高発現させることができず、in vitroでの相互作用は確認できなかった.

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (4件)

  • [雑誌論文] Haplotype analysis reveals founder effects of thyroglobulin gene mutations C1058R and C1977S in Japan.2006

    • 著者名/発表者名
      HISHINUMA Akira, 4名略, MURATA Yoshiharu, 他14名
    • 雑誌名

      Journal of Clinical Endocrinology and Metabolism 91・8

      ページ: 3100-3104

  • [雑誌論文] Unique regulation of thyroid hormone metabolism during fasting in the house musk shrew (Suncus murinus, Insectivora : Soricidae).2006

    • 著者名/発表者名
      TAKEUCHI Yoko, SUZUKI Daisuke, 6名略, MURATA Yoshiharu
    • 雑誌名

      General and Comparative Endocrinology 146・3

      ページ: 236-241

  • [雑誌論文] 甲状腺機能正常型高チロキシン血症.-新領域別症候群シリーズ-内分泌症候群(第2版)I-その他の内分泌疾患を含めて-.2006

    • 著者名/発表者名
      林 良敬
    • 雑誌名

      新領域別症候群シリーズ : 内分泌症候群(第2版)I-その他の内分泌疾患を含めて-.(別冊日本臨床) 別冊・1

      ページ: 533-535

  • [雑誌論文] 地方性甲状腺腫.-新領域別症候群シリーズ-内分泌症候群(第2版)I-その他の内分泌疾患を含めて-.2006

    • 著者名/発表者名
      村田善晴
    • 雑誌名

      新領域別症候群シリーズ : 内分泌症候群(第2版)I-その他の内分泌疾患を含めて-. (別冊日本臨床) 別冊・1

      ページ: 456-459

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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