研究課題
(目的)時計遺伝子Cry欠損マウスに実験的関節炎を誘導し、日内リズムの異常と炎症との関連を検討した。(方法)関節炎経過中の評価/関節炎スコアと血清TNF-a値経時的に測定した。又、Cry欠損マウス由来胎児性線維芽細胞(MEFs)を樹立し、TNF-aプロモーターのレポーターベクターを用いて、転写活性を評価した。(結果)Cry欠損マウスには、対照群より有意に重症の関節炎が誘導され、その血清TNF-a値は、関節炎誘導の前後ともに高値を示した。Cry欠損MEFsはTNF-aプロモーター活性が、野生型MEFsの2倍程度更新しており、これはCry遺伝子の再導入によって低下した。(結論)日内リズムの変調が、炎症性サイトカイン産生に影響し、関節炎の増悪因子となることが証明された。
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J Rheumatol 35
ページ: 414-420
Arthritis Rheum. 56
ページ: 2170-2179
ページ: 1067-1075