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2007 年度 実績報告書

合成ペプチドを用いた合成サーファタントの開発:生理活性の評価

研究課題

研究課題/領域番号 18591223
研究機関岩手医科大学

研究代表者

千田 勝一  岩手医科大学, 医学部, 教授 (30108930)

研究分担者 松本 敦  岩手医科大学, 医学部, 助教 (80364355)
戸津 五月  岩手医科大学, 医学部, 助教 (10382623)
キーワード人工肺サーファクタント / 合成肺サーファクタント / サーファクタント蛋白 / SP-Bアナログ / SP-Cアナログ / 呼吸窮迫症候群
研究概要

1.合成肺サーファクタントの生理活性の評価
実験には妊娠期間が既知のウサギを用い、妊娠27日±2時間に帝王切開で得た未熟胎仔をRDSモデルに、妊娠30日±2時間に帝王切開で得た成熟胎仔を成熟対照群にした。未熟胎仔は無作為に未熟対照群、SP-B・脂質群、SP-C・脂質群、Surfacten群に割り付け、各人工肺サーファクタントは50mg/kgと100mg/kgを気管内へ投与した。この結果、肺気量と肺胸郭コンプライアンスは、SP-C・脂質群とSurfacten群の50mg/kg投与で成熟対照群のレベルへ改善したが、SP-B・脂質群では100mg/kg投与でも改善に乏しかった。SP-C・脂質群はSurfacten群よりも低圧における肺気量が有意に少なかった。
2.合成肺サーファクタントの肺組織学的評価
前記の実験を終了したウサギ胎仔肺に10cmH_2Oの圧を加えた状態でパラフィン固定し、主気管支を含む面で3μm厚の標本を作製してelastica van Gieson染色を行った。これを画像解析システムによって肺胞の拡張度と均一性とについて解析している。
今後、肺組織像および合成肺サーファクタント微細構造について解析する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)

  • [雑誌論文] 合成ペプチドを用いた人工肺サーファクタントのin vitro表面活性2007

    • 著者名/発表者名
      戸津 五月, 他
    • 雑誌名

      岩手医学雑誌 59

      ページ: 11-16

    • 査読あり

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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