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2007 年度 実績報告書

表皮内ランゲルハンス細胞におけるクローディンファミリー

研究課題

研究課題/領域番号 18591243
研究機関山口大学

研究代表者

森田 和政  山口大学, 大学院・医学系研究科, 准教授 (40324652)

研究分担者 金澤 伸雄  和歌山県立医科大学, 医学部, 講師 (90343227)
キーワード樹状細胞 / ランゲルハンス細胞 / 表皮細胞 / タイトジャンクション / クローディン
研究概要

本年度は、生体レベルでのクローディン-1の機能、役割を知るために、クローディン-1ノックアウトマウスを用い、皮膚の樹状細胞の局在の検討を行った。生後直後のクローディン-1ノックアウトマウスにおいては、コントロールに比べて数は少ないものの、蛍光抗体法及びレーザー共焦点顕微鏡による観察により、表皮内にclassII抗原陽性のランゲルハンス細胞を認めた。また、ヌードマウス移植クローディン-1ノックアウト皮膚においては、クローディン-1ノックアウト表皮の中に、クローディン-1陽性のヌードマウス由来のランゲルハンス細胞を、蛍光抗体法及びレーザー共焦点顕微鏡による観察により、明瞭に認めた(ヌードマウス移植クローディン-1ノックアウト皮膚は京都大学大学院医学系研究科分子細胞情報学講座より供与された)。これらの結果から、ランゲルハンス細胞の表皮内局在に関しては、表皮細胞一樹状細胞のクローディン-1の相互作用は必須ではないことが示された。次に、抗原刺激下での樹状組胞のクローディン-1の役割を知るために、LPSで正常マウス骨髄由来樹状細胞を刺激し、経時的にクローディン-1の発現をRT-1)CRで観察した。培養開始8日後においては、LPS刺激により、正常マウス骨髄由来樹状細胞のクローディン-1の発現はコントロールにくらべ減弱していた。この結果により、クローディン-1の抗原刺激下における発現減弱により、樹状細胞の細胞接着能力が低下し、樹状細胞が遊走しやすくなるといった機構が推測された。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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