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2007 年度 実績報告書

健常高齢者の画像追跡によるアルツハイマー型認知症の予徴の早期発見:第13次研究

研究課題

研究課題/領域番号 18591311
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

笠原 洋勇  東京慈恵会医科大学, 医学部, 教授 (60056950)

研究分担者 加田 博秀  東京慈恵会医科大学, 医学部, 助教 (10307423)
橋爪 敏彦  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10317985)
中西 達郎  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10287261)
キーワードMRI / BVRT / Enhanced cued recall / rating scale / brain atrophy
研究概要

平成19年度は3次調査で残っている40名の調査を4月から8月にかけて実施した。対象者の体調や都合により調査に参加できなかった方には電話による聞き取り調査により現在の生活状況等を確認している。3次調査もいままでと同様に頭部MRI、認知テスト及び問診が行われた。加田、橋爪により問診・血圧測定などを行った。また認知テストの判定評価は中西が中心に行った。9月から3月にかけてこれら検査の評価と解析を進めてきた。またアルバイトの女性が被験者との連絡およびお世話を行ってきた。面接調査終了後も過去の被験者に対し電話による追跡調査を継続的に行っている。ベントンテストでは正確数は2次でのみ有意差がみられただけだったが、誤数では2次と3次で有意差がみられた。またECRでは自由再生、再生総数いずれも3次で有意差がみられA群に比べB群の記銘、再生力の低下が認められた。
今回のベントンテストと昨年度からのECRの結果を合わせると、頭部MRIの所見のうちシルビウス裂の拡大と側頭葉の萎縮が記憶力の低下を予測する指標となることが示唆された。3次の調査に不参加となったボランティア26名についてその脱落理由を電話聞き取りで調査した。その結果、死亡5名(19.2%)、体調不良・病気療養中12名(46.4%)、自己都合5名(19.2%)、不詳・転居先不明4名(15.4%)であった。
過去25年にわたって調査に関わって参加していただいている被験者、特にここ10年間に関わる方に対し生活実態と健康面の変化について確認している。これらのデータの蓄積と解析を行ってきており次年度にもつなげていく予定である。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 精神療法2007

    • 著者名/発表者名
      青木 公義, 笠原 洋勇
    • 雑誌名

      老年精神医学雑誌 18

      ページ: 658-665

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] 高齢者に対する治療的コミュニケーション2007

    • 著者名/発表者名
      笠原 洋勇
    • 雑誌名

      精神医学 50

      ページ: 75-81

    • 説明
      「研究成果報告書概要(和文)」より
  • [雑誌論文] うつ病の成因,分類,診断基準2007

    • 著者名/発表者名
      青木 公義, 笠原 洋勇
    • 雑誌名

      日本臨牀 65

      ページ: 1569-1577

  • [学会発表] 老年期神経症性障害-疫学から治療まで-2007

    • 著者名/発表者名
      笠原 洋勇
    • 学会等名
      第22回日本老年精神医学会
    • 発表場所
      大阪
    • 年月日
      2007-10-15

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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