研究分担者 |
杉村 和朗 神戸大学, 大学院医学系研究科, 教授 (00136384)
藤井 正彦 神戸大学, 医学部附属病院, 助教授 (00228959)
竹中 大祐 神戸大学, 大学院医学系研究科, 講師 (60258233)
松本 純明 神戸大学, 大学院医学系研究科, 学術推進研究員 (60397833)
吉川 武 神戸大学, 大学院医学系研究科, 助手 (40332788)
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研究概要 |
当該研究課題は慢性閉塞性肺疾患患者において超高速酸素造影核磁気共鳴画像(Oxygen-enhanced MRI)を用いて慢性閉塞性肺疾患における(1)肺局所肺機能評価に基づく病態生理の再評価,(2)気道病変優位型及び肺病変優位型における肺局所機能に基づく新たな進行度判定法の開発及び治療方針決定のための至適肺機能画像パラメーターの同定及び(3)各種治療に対する治療効果判定法としてのOxygen-enhanced MRIの有用性の確立を行うことを目的とする.本年度においては 1)正常非喫煙被検者30名及びAmerican Thoracic Societyの診断基準に合致した慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者30名において100%酸素造影核磁気共鳴画像法(Oxygen-enhanced MR imaging : Oxygen-enhanced MRI)を撮像し,Oxygen-enhanced MRIの人体における生理機能への影響を評価した. 2)正常非喫煙被検者及びCOPD患者において生理学的肺機能検査データーをOxygen-enhanced MRIの撮像前後にOxygen-enhanced MRIの撮像と同様の体位にて取得し,画像解析ソフトを開発し,Oxygen-enhanced MRIパラメーターマップ(Wash-in decay constant map, Wash-in time map, Arrival time map及びoxygen-enhancement map)を作成し,各種肺生理機能パラメーターとの相関を求めた. また,本研究成果は日本医学放射線学会、目本磁気共鳴医学会、International Society of Magnetic Resonance and Medicine, Radiological society of north America, European Congress of Radiologyなどで発表予定である.
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