研究課題
基盤研究(C)
当該研究課題は慢性閉塞性肺疾患患者において超高速酸素造影核磁気共鳴画像(Oxygen-enhanced MRI)を用いて慢性閉塞性肺疾患における(1)肺局所肺機能評価に基づく病態生理の再評価、(2)気道病変優位型及び肺病変優位型における肺局所機能に基づく新たな進行度判定法の開発及び治療方針決定のための至適肺機能画像パラメーターの同定及び(3)各種治療に対する治療効果判定法としてのOxygen-enhanced MRIの有用性の確立を行うことを目的とする。本年度においては1)正常非喫煙被検者40名及びAmerican Thoracic Societyの診断基準に合致した慢性閉塞性肺疾患(COPD)患者61名において100%酸素造影核磁気共鳴画像法(Oxygen-enhanced MR imaging: Oxygen-enhanced MRI)を撮像し、Oxygen-enhanced MRIの人体における生理機能への影響を評価した。2)正常非喫煙被検者及びCOPD患者において前年度に開発した画像解析ソフトを用いてOxygen-enhanced MRIパラメーターマップ(Wash-in decay constant map, Wash-in time map, Arrival time map及びoxygen-enhancement map)を作成し、各種肺生理機能パラメーターとの相関を求めるとともに、定量的CTなどと合わせて対比などを通じて、慢性閉塞性肺疾患の重症度分類能に関して検討した。
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すべて 雑誌論文 (4件) (うち査読あり 2件) 学会発表 (10件)
American Journal of Roentgenology 190
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Am J Respir Crit Care Med (in press)
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