研究概要 |
山口大学で開発された放射線画像管理システムの画像データを日本医学放射線学会で運用され、約1,500例蓄積されている。その後、世界中の各施設に分散するティーチングファイルを一括して検索できる分散型データベースシステムMIRC (Medical Information Resource Center)を北米放射線学会(RSNA)が開発されたので、今回、専門医教育のためのオンライン電子教材を構築するために、MIRCの日本語化のソフトを開発し、サーバ上で稼働させるようにした。security保持のため、SSLを使用した。症例と解説が効果的に表示され、関連事項等の学習がハイパーリンクにより容易に行なえるように設計した。また、学習者の能力応じて問題のレベルを変更したり、学習状況を管理できるように設計した。さらに学習者が容易にインタラクティブに操作できるようなグラフィカル・ユーザーインターフェイスを有するようにした。現在500例が蓄積されている。今後MIRCでのデータベースを一元化することとし、以前の1,500例の画像とテキストを日本語化したMIRC発移植し、合体させ、約2,000例の症例を蓄積することができた。現在、日本医学放射線学会でオンライン上で運用されている。
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