研究課題
基盤研究(C)
本研究の目的は、(1) MRI拡散テンソルイメージングを用いて、脳の皮質および白質からなる神経ネットワークの障害を定量的に画像化する新たな手法を開発すること、(2) 本研究で開発された手法を用いて、脳疾患の病態解明や早期診断への応用を検討すること、である。脳では皮質内の異なる部位に種々の機能が局在すると同時に、各々の皮質が白質の神経線維束により連結されたネットワークを形成している。従って、脳機能とその障害の全体像を評価するとき、皮質と白質の障害を同時に観察する必要がある。拡散ンソルイメージングは、MRIを用いて脳組織内の微小構造の病的変化を敏感に検出することができる画像技術である。この技術をさらに発展させ、皮質とそれらを結ぶ白質線維束からなる神経ネットワークの障害を定量的に評価する手法を独自に開発する。
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