研究課題/領域番号 |
18591352
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
藪内 英剛 九州大学, 大学病院, 講師 (70380623)
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研究分担者 |
松尾 芳雄 九州大学, 大学病院, 助教 (50419595)
神谷 武志 九州大学, 大学病院, 助教 (20419534)
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キーワード | 乳癌 / MRI / 拡散強調 / 造影ダイナミックMRI |
研究概要 |
造影ダイナミックMRIと拡散強調MRIの組み合わせによる良悪性鑑別診断能について検討したが、カテゴリー3 or 4a病変に限定すると、ADC値の参照により診断能が統計学的有意に向上した。この他、乳腺造影ダイナミックMRI、拡散強調MRIの有用性を、予後に直接関係する因子として腋窩リンパ節転移の検出能で検討した。腋窩リンパ節転移陽性例では転移陰性例よりも有意にADC値が高く、また、拡散強調MRIでリンパ節の指摘が困難な症例ではほぼ腋窩リンパ節転移陰性であった。またサイズ(6mm以上、5mm未満)との組み合わせにより更に診断能が向上した。 来年度は、原発巣のADCD値と組織学的悪性度や長期予後との相関も検討していく予定である。
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