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2007 年度 実績報告書

MRIによるF-19 FDGの画像化の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18591358
研究機関首都大学東京

研究代表者

篠原 廣行  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (90138488)

研究分担者 関根 紀夫  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 准教授 (70295434)
井上 順雄  首都大学東京, 人間健康科学研究科, 教授 (50159985)
橋本 雄幸  横浜創英短期大学, 情報学科, 准教授 (30269542)
キーワード放射線 / MRI
研究概要

Doty社製コイルを用いた大容量5mlファントム撮像において、19F画像が得られRat撮像の為の基礎パラメータ(共鳴周波数等)を確認できた。しかしながら、Ratの体内に静脈内投与した場合はでは19F信号が得られず、Rat体全体でのスペクトル、膀胱付近のcoronal面の画像において共に得られなかった。コイルの感度不足もしくは体内での19F濃度不足が原因と考えられた。そこで、被験物質のRat体内での拡散を防ぎ、高濃度で局所分布した状態での画像化を試みる為に、大容量皮下投与での撮像を行った。また、投与液を別途ファントムとしてRatの横に設置し同時に撮像を行った。その結果、1H画像にて明確な皮下投与液の局所分布とファントムの画像が確認できたが、19F画像ではファントムの画像が得られたのみで皮下投与された信号は得られなかった。そのため、コイル感度及び体内濃度以外の原因が考えられた。これまでのRatのMRI撮像にはイソフルランを用いた気化麻酔を使用したが、イソフルランには成分中にFが含まれており、たとえ低濃度であっても体内に吸収されたものがMRI信号へのノイズとし悪影響を与えることが考えられた。そこで、ウレタン麻酔下での皮下投与撮像を試みた。その結果、1H画像にて得られた明確な皮下投与液の局所分布位置に対応した、19F画像が得られた。
これが今回初めて得られたRat in vivoでの5-FUの画像であったが積算時間14分では、わずかな信号であり、55分積算で明確に確認できた事を考慮すると、19F画像を用いたRat in vivo評価系等への応用には、他の高感度化技術が必須であると考えられた。

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公開日: 2010-02-03   更新日: 2016-04-21  

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