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2007 年度 実績報告書

梗塞後リモデリング心における交感神経β受容体密度に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 18591359
研究機関名古屋市立大学

研究代表者

大手 信之  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 准教授 (10185332)

研究分担者 遠山 淳子  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10145740)
佐伯 知昭  名古屋市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (10295595)
キーワード交感神経 / 心筋 / β受容体 / CGP-12177 / PET
研究概要

心筋交感神経β受容体リガンド[11C]CGP12177の合成経路として、ホットラボ内において[11C]phosgenからCGP12177への[11C]の転移が必要となる。本研究の過程において、[11C]CGP12177の1回合成あたり3GBqと十分な収量が安定して得られるようになった。
次に、[11C]CGP12177低非放射能製剤の作成を試みた。市販ラセミ体CGP12177から光学分割カラムを用いて純度100%のS-(-)CGP12177の分離が可能となった。また再ラセミ化が無いことも確認した。これより低非放射能[11C]CGP12177の供給が可能となった。さらにS-(-)CGP12177の急性毒性実験を行った。結果として、急性毒性は認められなかった。
研究テーマ「[11C]CGP12177を用いた梗塞心における心筋β受容体密度分布の検討をPET施設である名古屋市総合リハビリテーションセンター倫理委員会に申請し、承認を受けた。
[11C]CGP12177の時間放射能曲線のDelforge J, et. al.J Nucl Med2002;43:215-226に基づいた定量解析プログラムの作成を完了した。
2007年4月第1回臨床試験を健常ボランティア(研究代表者)において施行し成功を収めた。以後、他に3例のボランティアおよび4例の陳旧性心筋梗塞患者、計8例において、[11C]GGP12177を用いた心筋交感神経β受容体密度の定量解析を試み、βレセプター密度の絶対値を得ている。また、健常者と陳旧性心筋梗塞患者の時間放射能曲線のパターンが明らかに異なる知見を得た。

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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