| 研究課題/領域番号 |
18591426
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| 研究種目 |
基盤研究(C)
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| 研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(千葉東病院臨床研究センター) |
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研究代表者 |
圷 尚武 独立行政法人国立病院機構, 千葉東病院・臨床研究センター, 再生医療研究室長 (00344979)
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| 研究分担者 |
剣持 敬 独立行政法人国立病院機構, 千葉東病院・臨床研究センター, センター長 (50215133)
丸山 道広 独立行政法人国立病院機構, 千葉東病院・臨床研究センター, 臓器保存研究室長 (40399754)
西郷 健一 独立行政法人国立病院機構, 千葉東病院・臨床研究センター, 先端医療技術開発部長 (60323424)
大月 和宣 独立行政法人国立病院機構, 千葉東病院・臨床研究センター, 実験治療開発研究室長 (50399755)
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| キーワード | 移植・再生医療 / 細胞・組織 / 外科 |
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| 研究概要 |
I型糖尿病における根本的な治療法として膵島移植が行われ始めているが、ドナー不足による移植症例数が少ないことが問題である。現在、分離膵島数が少ないなどの理由で移植に使用されなかった膵島は、凍結・保存されているが、解凍後の膵島の破壊や機能の低下が大きく、実用にはまだ問題がある。そこで、提供された膵島を有効に使うための手段として、膵島の凍結・保存法の確立が重要であり、本研究は、その確立を目的とした。
昭和炭酸株式会社膵島凍結装置開発研究チームとの共同で新たな膵島凍結装置の試作品を開発した。この装置は、膵島懸濁液を微粒子にして超低温内のチャンバー内で瞬時に凍結させることを可能としたものである。これにより、溶液中のすべての膵島を膵島構造・膵島機能を維持したまま、均一に同一条件で凍結することが可能となる。
膵島培養液を使った凍結実験では、均一な大きさの凍結粒子が形成され、この方法での膵島の凍結が可能であると考えられたが、膵島懸濁液においては、適切な膵島凍結粒子の作成が十分ではなく、また、ノズルが詰まるなどの問題が起こった。さらに、作成された凍結膵島がチャンバーの内壁に付着し、回収率が低いという問題も起こった。
今後、噴出ノズルの口径・噴出速度・装置内部の温度・チャンバー内壁の工夫などの調節を行い、適切な膵島凍結粒子が作成されるように装置の改良を行ってゆく予定である。さらに、従来法であるプログラミングフリーザーで凍結された膵島と新たな方法で凍結された膵島間において、解凍後の形態・機能の検討を行い、よりよい膵島凍結・保存法の開発を行ってゆく予定である。
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