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2006 年度 実績報告書

TGF-βシグナル伝達抑制によるスキルス胃癌進展抑制と治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 18591476
研究種目

基盤研究(C)

研究機関大阪市立大学

研究代表者

井上 透  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 助手 (60381985)

研究分担者 八代 正和  大阪市立大学, 大学院・医学研究科, 講師 (60305638)
キーワード癌 / シグナル伝達 / 発現抑制 / スキルス
研究概要

1.Decorinを用いたスキルス胃癌細胞の浸潤抑制効果に関する検討
Double chamberを用いたinvasion assayにより、当科で樹立したスキルス胃癌細胞OCUM・2MD3の浸潤能を検討しdecorinの添加による浸潤能抑制効果を検討した。Decorin(sigma社)を1ug/ml,10ug/ml,100ug/ml添加することにより、OCUM-2MD3の浸潤能はそれぞれ、67%、43%、16%に抑制された. TGF-β の添加によるOCUM-2MD3の浸潤能促進作用はDecorinを1ug/ml,10ug/ml,100ug/ml」添加することにより、80%、58%、44%に抑制された。
胃壁線維芽紬胞培養上清の添加によりOCUM-2MD3の浸潤能は促進され、その促進作用は培養上清中のTGF-βによることがこれまでの研究結果によりわかっているが、さらにDecorinを1ug/ml,10ug/ml,100ug/ml添加することにより、OCUM-2MD3の浸潤能はそれぞれ、83%、66%、39%に抑制された.,事在はRT-PCRにてヒト線維芽細胞よりDecoh遺伝子のcDNAを作成し、これをペクターに組み込んでいる段階である。
2.SiRNAを用いたTGF-βtype II receptor遣伝子ノックダウンによるスキルス胃癌浸潤抑制に関する検討
TGF-βtypeII receptor遺伝子の発現抑制に有効とされるvalidated SiRNA(Nnbion社)を用いて、QCUM・2MD3細胞においてTGF-β type II receptorの発現抑制効果を示すことを、フローサイトメトリーにて確認している。
現在はこのSiRNA添加によるOCUM・2MD3の浸潤抑制効果を検討中である。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] The CpG island methylator phenotype and chromosomal instability are inversely correlated in sporadic colorectal cancer.2007

    • 著者名/発表者名
      Goel A, Nagasaka T, Arnold CN, Inoue T, Hamilton C, Niedzwiecki D, Compton C, Mayer RJ, Goldberg R, Bertagnolli MM, Boland CR.
    • 雑誌名

      Gastroenterology 132

      ページ: 127-38

URL: 

公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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