研究課題
基盤研究(C)
1.フッ化ピリミジン系抗がん剤の治療効果、副作用に関連することが判明した遺伝子群に関して、Focused DNAアレイ(FDA)を作製した。作成したアレイは特異性の高いcDNAのスポッテイング濃度を調整して感度を上昇させガラス上にスポットできるcDNAは52種類まで可能であった。2.実際のリンパ球から抽出したRNAを用いて、フッ化ピリミジン系抗癌剤治療を行った胃癌症例を対象に検討したところ、リンパ球中のPathway解析による遺伝子発現変化が明らかとなった。特に、これらの遺伝子のうちERCC 6,BUB3の重要性が既報のデータベースを用いた検討により明らかであった。3.しかしながら、リンパ球中のmRNAレベルでの発現をreal-time RT-PCR法でValidationしたところ治療前後のmRNAの差は有意はなかった。4.この原因としてはFocused DNAアレイの特異性と感度が未だ不十分と思われ、今後の検討が必要である。
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