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2008 年度 実績報告書

RNA干渉を用いた骨芽細胞、脂肪細胞分化調節因子の新規同定とその機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 18591656
研究機関東京医科歯科大学

研究代表者

新井 嘉容  東京医科歯科大学, 大学院・医歯学総合研究科, 講師 (10401390)

キーワード非翻訳RNA / 骨芽細胞分化
研究概要

siRNAと同様に低分子RNAであるマイクロRNAを用いて骨芽細胞分化の新規調節因子の同定を試みた。マウス筋芽細胞C2C12にBMP2を投与し、骨芽細胞への分化誘導前後において発現に変動の認められるマイクロRNAを網羅的に検索した。続いて骨芽細胞においてそれらのマイクロRNAを過剰発現あるいはノックダウンし、その分化に及ぼす影響を定量的PCR法などで解析を加えた。さらにそれらマイクロRNAの骨芽細胞における標的について検討した。C2C12では多数のマイクロRNAの発現が認められ、BMPの投与により発現量が変化したが、その中でBMPにより発現が減少するマイクロRNAxに注目した。初代培養骨芽細胞において、マイクロRNAxの発現は分化の進行に伴って次第に減少した。また、 C2C12および初代培養骨芽細胞を用いた検討で、マイクロRNAxの過剰発現により骨芽細胞分化が抑制された。一方、マイクロRNAxのノックダウンにより骨芽細胞の分化は促進された。さらに、データベースを用いた検索によりin silicoでのマイクロRNAxの標的遺伝子候補を見出し、実際に骨芽細胞を用いてin vitroでもマイクロRNAxの過剰発現により標的遺伝子の発現が減少することを確認した。さらにマイクロRNAxを発現するトランスジェニックマウスを作成したとおころ、その骨量は減少し、骨芽細胞の分化が抑制されることを見出した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2008

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] Regulation of osteoblast differentiation by microRNA2008

    • 著者名/発表者名
      H. Inose, A. Kimura, M. Iwasaki, Y. Arai, K. Shinomiya, S. Takeda
    • 学会等名
      ASBMR 30th Annual Meeting
    • 発表場所
      Montreal, Quebec, Canada
    • 年月日
      2008-09-15

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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