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2006 年度 実績報告書

直線偏光近赤外線による関節軟骨再生

研究課題

研究課題/領域番号 18591671
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都府立医科大学

研究代表者

北條 達也  京都府立医科大学, 医学研究科, 講師 (40298740)

研究分担者 高橋 謙治  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (30347447)
キーワード軟骨 / 滑膜 / マイクロウェーブ / レーザー
研究概要

温熱刺激が関節軟骨に与える影響を明らかにするため、日本白色家ウサギの膝関節にマイクロウェーブ照射器を用いて0-60Wの、20分の温熱刺激を与えた。8時間後に膝関節から関節軟骨を採取し、タンパクおよびRNAを抽出した。対照として温熱刺激を加えない膝関節を用いた。HSP70のmRNAおよびタンパクの発現は対照と比較して40W以上の温熱刺激を加えた群で亢進し、発現量は刺激強度に依存的であった。プロテオグリカンおよび2型コラーゲンのmRNAの発現は対照と比較して40Wの温熱刺激で最も亢進した。この研究により体外からの温熱刺激が関節軟骨に到達することが示され、関節軟骨の代謝を亢進することが明らかとなった。
レーザー刺激が関節に与える影響を明らかにするため、nano pulse YAGレーザー(波長532nm、10Hz)をシャーレで培養したウサギ滑膜細胞に照射し、細胞の反応を観察した。レーザーパワーは一定とし、照射時間を変更することにより、0〜15J/cm^2のエネルギーレベルでレーザー照射を行った。レーザー照射を行わないものをコントロールとして細胞増殖、培養液中のヒアルロン酸分泌について検討を行った。当初、細胞数の増減が観察されると考えていたが、今回の実験では、細胞の変化は対照群と比較しみとめなかった。また、培養液中のヒアルン酸分泌に関しても増減を認めなかった。これらのことから、今回使用したレーザーの波長では滑膜細胞に吸収されず、透過している可能性が示唆されたが更なる検討が必要であると考えた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて その他

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] Effects of heat stimulation via microwave applicator on cartilage matrix gene and HSP70 expression in rabbit knee joint

    • 著者名/発表者名
      Hitoshi Tonomura, et al.
    • 雑誌名

      Journal of orthopaedic research (In press)

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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