研究概要 |
敗血症での,(1)Immunohistochemistry法を用いた脳内HMGB-1の発現部位の決定,(2)培養細胞を用いたHMGB-1とアポトーシスとの関連を検討した。 (1)Immunohistochemistry法を用いた脳内HMGB-1の発現部位の決定 wistar系Rat(250-300g)を用いてpentobarbita1麻酔下に,盲腸穿孔モデルを作成。24時間後にイソフルラン麻酔下にRat脳を4%ハラホルムアルデヒドで還流固定。固定2時間後にRat脳を取り出し,クライオスタット(Leica CM1900)を使用して10μmの脳スライスを作成。作成した脳スライスにABC法を用いたImunohistochemistry法で測定。 (2)培養細胞を用いたHMGB-1とアポトーシスとの関連 ヒト神経芽細胞由来の培養細胞を血清加MEM培地で培養し,HMGB-1(1mM<)を10時間添加後に固定。上澄み液を採取し,培養細胞からHMGB-1が放出されるのかをWestern blot法とHMGB-1ELISA Kit(シノテスト社製)で定量・定性した。また,O.5%trypanblqeまたはHoechst333421μM添加し,neuronal cell deathとアポトーシス細胞の観察を実施。またanti-PARP抗体を利用してcaspase-3活性を測定した。
|