研究課題/領域番号 |
18591702
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 大阪大学 |
研究代表者 |
住谷 昌彦 大阪大学, 医学部附属病院, 医員 (80420420)
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研究分担者 |
井上 隆弥 大阪大学, 医学系研究科, 寄附講座助手 (00335358)
松田 陽一 大阪大学, 医学系研究科, 助手 (00397754)
精山 明敏 大阪大学, 医学系研究科, 助教授 (70206605)
宮内 哲 独立行政法人情報通信研究機構, 基礎先端部門脳情報グループ, 主任研究員 (80190734)
真下 節 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (60157188)
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キーワード | 幻肢痛 / 鏡療法 / 腕神経叢引き抜き損傷後疼痛 / CRPS / プリズム順応 / 視空間知覚 / 知覚-運動協応 / 病的痛み |
研究概要 |
四肢切断後には失ったはずの四肢があたかも存在するかのように感じられ、これらを幻肢と呼ぶ。さらには、四肢切断でなくても神経損傷など求心路遮断によっても幻肢は出現する。幻肢には病的な痛みを伴うことがあり幻肢痛と呼ばれ、患者の苦しめる原因となる。本研究では、この幻肢痛に対して鏡を用いたリハビリテーション(鏡療法)による病的痛みの治療プログラム開発を第一の目的としている。既に我々はこのリハビリテーションプログラムの基盤を開発し、複数例の疼痛寛解例を経験し国内学術誌に症例報告を行った。この病的痛みに対する治療メカニズムとしては視覚入力によって体性感覚の欠損を代償し、患肢の知覚-運動協応の再統合を推察している。鏡療法以外にも、病的痛み患者(complex regional pain syndrome)の視空間知覚が偏位していることを明らかにし、視野偏位プリズム順応という視覚入力による疼痛緩和リハビリテーション・プログラムを開発した。このプリズム順応に関しては既に海外学術誌に論文が掲載され、ロイター通信にもその内容が報道されるなど国際的にも高い注目度を集めた。
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