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2006 年度 実績報告書

麻酔記録の自動的拡張マークアップ言語化と、汎用データベース構築のための枠組み研究

研究課題

研究課題/領域番号 18591716
研究種目

基盤研究(C)

研究機関京都府立医科大学

研究代表者

林 和子  京都府立医科大学, 医学研究科, 助教 (40285276)

キーワード麻酔記録電子化 / 生体情報 / データベース / マークアップ言語 / XML / メタデータ / SVG
研究概要

本研究においては,生体情報を含む麻酔関連情報を自動的にXML(Extensible Markup Language)化できる麻酔記録モジュールを作成し、このモジュールを介して麻酔関連記録のXML型汎用データベースを構築できる枠組みを研究することを課題とした。ドキュメント処理,情報システムの処理は,インスタンス値(値,実質データ)を扱うためのメタデータを必要としており,そのメタデータを標準化することにより,よりグローバルな情報共有が図れる.このように,麻酔記録データのためメタデータの設計は,本研究課題の要である.そこで,本年度は、XML形式の文書型定義(スキーマ:schema)に関して検討を重ねた.スキーマは、"必需データ,データ構成と構造,データ要素間の関連"などのXML文書の要素や属性を決定する文書構造の型を規定するメタデータである。現実的には,スキーマ作成により,データ検証して入力ミスを防ぐ一方、円滑な情報のコミュニケーションが期待できる.
初めに,記入済みの麻酔記録をスタイル部分とデータ部分に分離して,麻酔記録に含まれるすべての情報を抽出することにより,スキーマ設計の研究を開始した.スキーマ設計においては,スキーマ言語としてXML Schemaを採用し,またXML editorとしてはoXygen XML editorを用いた.実際に設計したスキーマを用いて,作成したデータの正当性をパーサで確認検証することも可能であった.また,このスキーマに基づいた麻酔記録データを,麻酔記録のスタイル部分のSVG化(Scalable Vector Graphics:イメージデータを"ベクター方式"で表現するXMLアプリケーション)したチャート様式とあわせて,XSLT(XSL変換)して、再度,XML-SVG形式の自然な麻酔チャートとして表示させることが実現できた.

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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