研究分担者 |
佐々木 昌一 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 講師 (50225869)
小島 祥敬 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助手 (60305539)
池内 隆人 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (90315888)
郡 健二郎 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 教授 (30122047)
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研究概要 |
(1)マウスLeydig cellのcell lineであるTM3 cell lineを培養し、細胞数を2.0×10^6個/mlに調整した。chamberをLuteinizing hormone(LH:)を負荷しない群と負荷する群(0.5IU/ml,5.0IU/ml)に分け、インキュベーター内(cont-1:Stationary control, cont-2:Rotational control, CR : Clinostat rotation)で48時間培養(5%CO2,37℃)した。テストステロンの測定はTestosterone EIA kitを使用した。cont-1,2に比し、CRにおいてテストステロン産生の低下する傾向が認められ、特に、その傾向は高回転で認められた。Cont-1,2及びCRにおいて、TM3細胞のテストステロン産生はLH負荷に対して反応が認められた。 (2)マウスLeydig腫瘍cellのcell lineであるI-10細胞を細胞数を1.0×10^5個/mlに調整した。chamberをcAMPを負荷しない群と負荷する群(0μM,300μM,1000μM)に分け、インキュベーター内(cont-1:Stationary control, cont-2:Rotational control, CR : Clinostat rotation)で48時間培養(5%CO2,37℃)した。CRにおいて、Cont-1,2に比し、cAMP負荷群にて有意なプロゲステロンの産生亢進が認められた。 微小重力環境でのステロイド産生はマウスLeydig cellのcell lineでは産生低下傾向、マウスLeydig腫瘍cellのcell lineでは産生亢進であった。微小重力から受ける影響は細胞により異なる可能性が考えられたが、少なくとも、細胞自体が微小重力環境の影響を受ける可能性が示唆された。
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