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2006 年度 実績報告書

胎児高サイトカイン血症における子宮内プログラミングによる高血圧発症の研究

研究課題

研究課題/領域番号 18591806
研究種目

基盤研究(C)

研究機関福島県立医科大学

研究代表者

大川 敏昭  福島県立医科大学, 医学部, 講師 (00254011)

キーワード早産 / 炎症 / 高血圧 / 子宮内環境 / ラット
研究概要

目的:将来、炎症状態にある早産低出生体重児が、高血圧を呈するかを研究した。今回我々は妊娠ラットから出生した新生仔の体重を経時的に測定し、更に8週齢と16週齢の血圧を測定し比較検討した。方法;妊娠Wistarラットを用い、出生時より仔の体重を測定し週齢8週目と16週目にBP-98A(Softron社)を用いてTail cuff methodにより血圧を測定した。ラットを38℃に保温したポケットに収納後5分後から1分毎に3回血圧、脈拍数を測定した。結果:新生仔の出生時体重は5.2±0.1g(n=23)であった。出生後8週時では174.0±2.1gと体重が増加した。出生後8週時での収縮期血圧は125.4±1.6mmHg、平均血圧は103.7±1.0mmHg、拡張期血圧は92.4±1.6mmHg、心拍数は393±7/分であった。出生後16週時での収縮期血圧は118.4±1.6mmHg、平均血圧は99.7±1.0mmHg、拡張期血圧は90.4±1.6mmHg、心拍数は361±7/分と出生後8週に比較し有意に減少した(p,0.05)。まとめ;コントロールのラット新生仔の体重測定、血圧及び脈拍測定ができた。今後炎症状態の仔のこれらの測定を行いだいが、LPSを投与すると、新生仔が死亡してしまい、中々臨床上の炎症状態早産ラットモデルの作成が困難であるのが現状である。薬物量の用量や妊娠のいつの時期に薬物を投与するかを検討し、コントロールラットと比較検討する予定である。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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