研究課題
基盤研究(C)
1.MBD1-MCAF1複合体がヘテロクロマチン形成に関与していることをすでに示している。この過程にSUMOタンパク質による修飾が関係していることを示し、MBD1-MCAF1-SETDB1複合体によるヘテロクロマチン形成に、SUMOタンパク質の結合及び修飾が関与していることを示した。(J.Biol.Chem.281: 23180-90)2.MCAF1の発現が子宮頚癌を含む多くの癌において上昇していることを示した。そして、MCAF1発現量の上昇が転写因子Sp1と協調して、癌細胞におけるテロメラーゼ活性の上昇に関与していることを示した。(J.Biol.Chem.284: 5165-5174)3.MBD1に結合するタンパク質としてポリコーム複合体の構成因子であるRing1bとhPC2を同定した。MBD1によるHOXA遺伝子制御とヘテロクロマチン形成にMBD1-Ring1b-hPC2複合体が関与していることを示した。MBD1-hPC2複合体が癌細胞におけるヘテロクロマチン形成異常に関与している可能性が考えられた。(J.Biol.Chem.282: 16391-400)4.患者の承諾のもと子宮頚癌患者より細胞診および組織診のサンプルを採取し、解析を行った。その結果、MCAF1が子宮頚癌組織で高発現していることを見いだした。MCAF1の新たな癌マーカーとしての可能性につき検討を進めている。
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