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2007 年度 実績報告書

頭頸部癌の浸潤・転移におけるRho遺伝子の関与について

研究課題

研究課題/領域番号 18591862
研究機関浜松医科大学

研究代表者

峯田 周幸  浜松医科大学, 医学部, 教授 (40190714)

研究分担者 渡辺 高広  浜松医科大学, 医学部附属病院, 講師 (90303552)
細川 誠二  浜松医科大学, 医学部, 助教 (50377743)
キーワード頭頚部癌 / Rho遺伝子 / 浸潤
研究概要

癌の浸潤能に関する研究がなされ,SnailやTwistといった新しい分子moleculeの発見によりシグナル伝達が少しずつ機構があきらかになっている。しかし上皮細胞が間葉組織的性質をもつ事によって細胞の形態を変え,浸潤や転移における役割を変える機構について研究した。
私たちは細胞接着に関与するE-cadherinのプロモーター領域のメチル化が頭頚部癌に多くみられていることを確認した。さらに頭頚部癌には細胞運動に関係するRhoA遺伝子の発現亢進がよくみられることも報告した。今までEMTについて臨床的研究は全くない。頭頚部癌ではリンパ節転移も含め組織が得られやすい。そこで今回私たちが保有する頭頚部癌組織532検体を用いてEMTがどのように生じているか,そして臨床的検討も加えることによってEMT抑制が新しい癌治療になりうるか研究した。
EMTに伴う変化には,E-cadherinの低下に伴いcytokeratinの発現低下がおこり細胞の線維細胞化,浸潤能や運動能の獲得がおこる。そこにはEMT遺伝子プログラムの発現亢進あるいは抑制が生じている。

  • 研究成果

    (4件)

すべて 2008 2007

すべて 雑誌論文 (3件) (うち査読あり 3件) 学会発表 (1件)

  • [雑誌論文] 小児副咽頭間隙膿瘍の1例2008

    • 著者名/発表者名
      細川 誠二, など
    • 雑誌名

      耳鼻咽喉科・頭頸部外科 80

      ページ: 145-148

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 悪性リンパ腫における穿刺吸引細胞診の検討2007

    • 著者名/発表者名
      足守 直樹, など
    • 雑誌名

      耳鼻咽喉科臨床 100

      ページ: 569-574

    • 査読あり
  • [雑誌論文] 側頸部に発生した異所性甲状腺乳頭癌例2007

    • 著者名/発表者名
      土屋 松実, など
    • 雑誌名

      耳鼻咽喉科臨床 100

      ページ: 919-922

    • 査読あり
  • [学会発表] 頭頸部癌におけるGalaninとGALRIのプロモーター領域のメチル化と発現について2007

    • 著者名/発表者名
      三澤 清, など
    • 学会等名
      65回日本癌学会総会
    • 発表場所
      横浜
    • 年月日
      2007-10-03

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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