• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2007 年度 実績報告書

睡眠時の鼻呼吸閉鎖に対する病態生理的解明-nasal cycleの検討-

研究課題

研究課題/領域番号 18591863
研究機関名古屋大学

研究代表者

中田 誠一  名古屋大学, 医学部附属病院, 講師 (10324435)

研究分担者 野田 明子  名古屋大学, 医学部, 助教 (80252287)
キーワード鼻呼吸 / nasal cycle / 睡眠時無呼吸
研究概要

Kayserが、1895年に安静状態にて左右の鼻粘膜が交互に腫脹・退縮を繰り返すということを発見し、それをnasal cycleと名づけて以来、それらの研究は主に昼間時において発展した。
今回、これを長時間携帯できるRhinometrics社製のnasal cycle測定装置を使い夜間就寝時においてのnasal cycleのなぞを究明する目的にて今回研究がスタートした。
前年度は鼻閉なく鼻内内視鏡所見においても左右鼻腔において強い差をみとめない健常人10人(平均年齢29.6±8.7歳)に対し、夜間睡眠を含め日常生活下でのnasal cycleを長時間記録した。
昼夜間にNasal cycleを認めた者は6名であり、これらのnasal cycleは、全例、夜間就寝時のほうが昼間活動時にくらべてnasal cycleの周期が短くなることを確認した(夜間就寝しているかどうかはActigraphにて確認)。今年度はその上に、鼻閉があり鼻内内視鏡所見においても鼻中隔彎曲を認め、かつ肥厚性鼻炎などにより鼻腔がせまい人にたいして3人の昼夜間のnasal cycleを計測した。3人とも交互に左右鼻腔の腫脹・退縮を繰り返すnasal cycleを認めた。しかし健常人とのnasal cycleでの周期の時間のあきらかな差などは認めなかった。今年最後の1年にて鼻閉および無呼吸のある患者をより集め、夜間のnasal cycleを計測し、健常人とのnasal cycleにおける差異の有無を統計学上明らかにしてゆきたい。

URL: 

公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi