メチマゾールによる嗅粘膜細胞障害は、免疫染色・TUNEL染色・カスパーゼ活性のアッセイ・ウエスタンブロットによる細胞質分画のチトクロムcの定量の結果からミトコンドリア経路によるアポトーシスであることが示唆された。この障害はカスパーゼ-3・-9阻害剤の投与、強力なBcl-XL活性を有する合成蛋白PTD-FNK投与により抑制された。さらに、障害細胞では8-OHdG、4-HNE、活性化p38MAPKの発現が亢進していたことからメチマゾールによる嗅粘膜細胞のアポトーシスは酸化ストレスの増加→p38MAPK の活性化によって生じていることが示された。
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