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2006 年度 実績報告書

原田病特異的免疫反応に基づく診断と治療法開発に向けた研究

研究課題

研究課題/領域番号 18591939
研究種目

基盤研究(C)

研究機関日本医科大学

研究代表者

山木 邦比古  日本医科大学, 医学部, 助教授 (20125751)

研究分担者 亀谷 修平  日本医科大学, 医学部, 助手 (30302269)
後藤 陽子  日本医科大学, 医学部, 講師 (80277524)
キーワードVKH disease / 特異的免疫反応 / TCR / 特異的抗体 / 樹状細胞
研究概要

人Vogt-小柳-原田病、病局所である前房水・CSFから樹立したT cell line(TCL)あるいはT cell clone(TCC)をプールし、各TCC、TCL間で細胞数の極端なばらつきがないように調整した。細胞数を調整後T cell receptor(TCR)を分離し、ウサギ、ラットに、3週間以上間隔を空け3回免疫後全採血した。血清を分離、プロテインAカラムにて精製、全体としての抗体価をELISAにて検定した。
TCRに対する抗体価は10,000倍以上の希釈にても捉えられた。現在TCR定常部に対する抗体をHLA DRB1^*0405を持たない健常正常人TCRプールにて吸収し、TCR可変部特異的抗体のプールとしている。Preliminaryな実験結果では免疫に用いたTCCあるいはTCLとは良く反応し、対照とした健常正常人から得たTCLとは弱くしか反応を示さなかった。今後健常正常人と原田病患者末梢血T cellとの反応性の差を検討予定である。また上記抗体作製方法では正常健常人T cell(TCR)との交差反応を完全に抑制することは不可能であり、原田病特異的TCR抗原とこれに特異的に反応する抗体の作製方法のpreliminaryな実験を開始している。
人樹状細胞細胞を分離培養、抗原特異的制御性樹状細胞へと分化させる試みは培養樹状細胞に抗原をパルスし、培養T cellと共培養、T cellの活性化と性格の変化を検討している。未だ樹状細胞機能を安定的に確立することに成功していない。

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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