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2006 年度 実績報告書

炎症性腸疾患の腸管粘膜免疫機構とプロバイオティクスの治療応用の検討

研究課題

研究課題/領域番号 18591950
研究種目

基盤研究(C)

研究機関千葉大学

研究代表者

吉田 英生  千葉大学, 大学院医学研究院, 助教授 (60210712)

研究分担者 菱木 知郎  千葉大学, 医学部附属病院, 講師 (00375776)
斉藤 武  千葉大学, 医学部附属病院, 助手 (20406044)
光永 哲也  千葉大学, 医学部附属病院, 医員 (80375774)
キーワード炎症性腸疾患 / 腸管粘膜免疫 / プロバイオティクス
研究概要

動物実験
実験動物:SDラット
実験群:D群:3%デキストラン硫酸(DDS)溶解水を7日間飲水させ8日目より通常水に変更、DDS投与開始より2週間後、犠死し、全結腸を摘出。
W群:コントロール群、通常水を飲水。
検討項目:飼料摂取量、体重変化、便性、下血、摘出標本の病理組織
結果:D群において飼料摂取量はDDS投与期間中減り続けた。体重もDDS投与直後より減少し、DDS投与終了後も11日目まで減少傾向にあった。下痢はDDS投与3日目より認められ始め、4日目にはすべてのラットに下血を認めた。摘出結腸の長さはW群に比べ短く、病理組織像では炎症性細胞浸潤を伴った潰瘍やびらんを認めた。
臨床的検討
目的:消化管粘膜局所のサイトカインプロファイルを明らかにする。
検体:血液およびバイオプシー検体あるいは手術検体より採取した消化管粘膜
測定方法:血清のサイトカイン蛋白をELISAで、血球のサイトカインmRNAおよび消化管粘膜のサイトカインmRNAをreal time PCR法にて測定する。
検討項目:ワンステップでRNAの抽出が可能なRNA結合メンブレンをもちいて検体処理を試み、平均74.5μgという非常に高い収率でRNAを回収することが可能であり、real time PCRでの解析を行う上では十分な量のRNAと考えられた。この方法を用いることにより、バイオプシー検体でも十分mRNAの解析が可能であることが確認できた。消化管粘膜には多量の常在細菌やウイルスが存在するため、実際にhuman由来のgeneがdetect可能かどうかを通常のRT-PCRにて確認し十分なバンドが得られた。これにより回収したRNAはhostとしてのhuman由来のRNAも十分含まれていることを確認した。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2006

すべて 雑誌論文 (1件)

  • [雑誌論文] 当科における小児期発症炎症性腸疾患の治療2006

    • 著者名/発表者名
      吉田英生
    • 雑誌名

      日本小児栄養消化器肝臓学会雑誌 20

      ページ: 48

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公開日: 2008-05-08   更新日: 2016-04-21  

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