研究概要 |
動物実験 方法:W群:3%デキストラン(DSS)非投与 D群:DSS投与 L群:DSS投与+乳酸菌(Bifidobacterium breb, Lactobacillus casei)前投与 結果:D群はDDS投与後,下痢,下血出現し,摘出結腸の短縮,病理組織像で炎症細胞浸潤を伴った潰瘍,びらんを認めた。L群は下血を認めず,結腸の短縮も認めなかった。 臨床的検討 方法:消化管内視鏡検査を行う患者を対象に消化管粘膜を生検し,検体よりmRNAを抽出しる。Real-time PCR法にてサイトカインmRNAの発現量を定量する。 結果:正常粘膜検体においては,IL-4の発現はIFN-γより抑えられており,サイトカイン環境としてはTh1に傾いていると考えられる。クローン病,潰瘍性大腸炎ではIFN-γは正常コントロールより抑制されていた。それに対し非特異性大腸炎ではIFN-γの高い発現を認めた。
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