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2008 年度 実績報告書

創傷治癒過程における遊走表皮細胞の細胞接着分子発現の経時的変化について

研究課題

研究課題/領域番号 18591975
研究機関川崎医科大学

研究代表者

森口 隆彦  川崎医科大学, 医学部, 教授 (10111816)

研究分担者 漆原 克之  川崎医科大学, 医学部, 講師 (00278938)
岡 博昭  川崎医科大学, 医学部, 准教授 (40152277)
キーワード創傷治癒 / 細胞増殖因子 / 急性創傷 / 慢性創傷 / 褥瘡 / 熱傷
研究概要

急性創傷や慢性創傷における創傷治癒過程では、細胞増殖因子や多くの生理活性物質が関与していることが分かっている。細胞増殖因子としてはTGFβ、FGF、PDGF、IL-1,6など、生理活性物質としてインテグリン、ラミニンなどが病態毎に複雑に関与している。
われわれは今回、急性創傷におけるインテグリンα5β1の発現を蛍光顕微鏡下でとらえた。さらにラミニンに関しても創傷部の基底層底部に存在していることが分かった。
しかし、褥瘡や下腿潰瘍などに代表される慢性創傷では、インテグリンα5β1は存在していなかった。それら慢性創傷においては、創面全体への血流障害があるため、その中における各種細胞増殖因子の相対的な量の測定は困難であった。ある創傷被覆材にインテグリンを組み込むことにより、創傷治癒を促進できるか否かが今後の興味ある研究であると考えられる。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2008

すべて 雑誌論文 (3件)

  • [雑誌論文] 褥瘡と創傷治癒2008

    • 著者名/発表者名
      森口隆彦
    • 雑誌名

      臨床栄養 112

      ページ: 619-622

  • [雑誌論文] 褥瘡の診断と創部のアセスメント2008

    • 著者名/発表者名
      森口隆彦
    • 雑誌名

      臨床栄養 112

      ページ: 629-638

  • [雑誌論文] 創傷治癒のメカニズム2008

    • 著者名/発表者名
      森口隆彦
    • 雑誌名

      形成外科 51

      ページ: 5-17

URL: 

公開日: 2010-06-11   更新日: 2016-04-21  

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