研究課題/領域番号 |
18591975
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研究種目 |
基盤研究(C)
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配分区分 | 補助金 |
応募区分 | 一般 |
研究分野 |
形成外科学
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研究機関 | 川崎医療福祉大学 |
研究代表者 |
森口 隆彦 川崎医療福祉大学, 医療技術学部, 教授 (10111816)
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研究分担者 |
岡 博昭 川崎医科大学, 医学部, 准教授 (40152277)
漆原 克之 川崎医科大学, 医学部, 講師 (00278938)
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研究期間 (年度) |
2006 – 2009
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キーワード | 急性創傷 / 慢性創傷 / 創傷治癒 / 褥瘡 / 下腿潰瘍 / インテグリン / ラミニン / フィブロネクチン |
研究概要 |
従来の研究から、さらに症例数を加えて統計的解析を行った。 新鮮創傷の創縁では統計学上、(1)α5β1発現陽性部とフィブロネクチン増加部、(2)α5β1発現陽性部とラミニン発現陰性部、(3)フィブロネクチン増加部とラミニン発現陰性部とは有意に相関していた。慢性創傷の創縁では(1)α5β1発現陽性部とフィブロネクチン増加部、(2)α5β1発現陽性部とラミニン発現陰性部、(3)フィブロネクチン増加部と表皮延長、(4)表皮延長と表皮肥厚とは有意に相関していた。これらにより急性創傷ではα5β1、フィブロネクチンなどが表皮細胞の遊走に関与し、慢性創傷ではこれらが欠如していることが分かった。 そのため慢性潰瘍の創面にある種のインテグリン含有培養表皮を用いると表皮形成が促進するものと考えられる。
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