敗血症性ショック時に活性化されるpoly(ADP-ribose)synthetaseを阻害することにより、敗血症性ショックの病態を改善できるかを検討した。ラット敗血症性ショックモデルにおいて、poly(ADP-ribose)synthetase活性阻害薬である3-aminobenzamideを投与したところ、全身性の炎症反応が軽減され、血行動態が改善した。これらのことから、poly(ADP-ribose)synthetaseは敗血症性ショックを起こすメカニズムに重要な役割を果たしていることが示唆された。
|