研究課題/領域番号 |
18591989
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
土肥 謙二 昭和大学, 医学部, 講師 (20301509)
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研究分担者 |
有賀 徹 昭和大学, 医学部, 教授 (40266086)
塩田 清二 昭和大学, 医学部, 教授 (80102375)
佐藤 和恵 昭和大学, 医学部, 客員教授 (90053941)
養父 佐知子 昭和大学, 医学部, 普通研究生 (00398695)
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キーワード | 神経科学 / NADPH / フリーラジカル / 頭部外傷 / ラット / マウス / ESR / gp91 |
研究概要 |
(1)野生型マウス実験的頭部外傷における酸化ストレスの関与とその動態について 今年度は雄野生型C57BL(20-25g)を使用して研究を行った。Controlled Cortical Impactor(CCI)を用いた実験的頭部外傷モデルの作製した。担当者土肥、有賀、養父 麻酔はネンブタールの腹腔内投与で行う。麻酔下に頭部を固定し、頭頂側頭部に小開頭を施し硬膜を切開する。CCI(3-mm metal impunder at a velocity of 5.0m/sec and at a depth of 1.0mmで頭部外傷を作製した。 【フリーラジカル(アルコキシラジカル)測定】担当者佐藤 血中アルコキシルラジカル測定はトラップ剤として5,5-dimethyl-1-pyrroline-1-oxide(DMPO)を用いた電子スピン共鳴法(ESR法)にて行う。全血100μlアルコキシルラジカルの測定は佐藤博士によって行われた。現在データについて統計学的検討を行っている 【ヒドロペルオキシド測定と抗酸化能測定】担当者土肥、養父 これらの測定はFRAS4(Wismer Co)を用いて行っている。 ヒドロペルオキシド測定(d-ROMs Test)と抗酸化能力測定(BAP Test)については現在測定中である。 【酸化ストレス関連物質測定】担当者養父 採取した生体試料を用いて、活性酸素化合物(チオール類:尿酸類)、コエンザイムQ(酸化型、還元型)、8-OH-dG、ニトロチロシンの測定を行う。これらの測定には3D-HPLCを応用したクーロアレイメディカルシステム(マルチチャンネル電気化学検出器)を用いる。解析には酸化ストレス関連測定キットを用いて行っている。 【TTC染色による組織損傷の計測】担当者塩田 CCIを用いた実験的頭部外傷モデルを作製する。損傷後、12時間、1、2、4、7日に全身麻酔下で脳を摘出し外傷中心部で2mmの切片を作製する(n=5)。TTC染色を行いNIH imageを用いて損傷範囲の計測を行った。 次年度は同検討をgp91KOマウスを用いて行う予定である。
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