研究課題/領域番号 |
18591999
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研究種目 |
基盤研究(C)
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
程 くん 新潟大学, 医歯学系, 助教授 (40207460)
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研究分担者 |
丸山 智 新潟大学, 医歯学系, 助手 (30397161)
朔 敬 新潟大学, 医歯学系, 教授 (40145264)
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キーワード | 顎骨石灰化歯原性腫瘍 / 細胞培養 / 歯原性上皮マーカ / 細胞外基質 / 石灰化関連分子 / 免疫細胞化学 / RT-PCR / 遺伝子変異 |
研究概要 |
ヒト石灰化歯原性嚢胞の本学病院における再発症例を検討したところ、二症例がみいだされたので、その初発ならびに再発病巣の組織学的所見を比較検討した。さらに、再発例より樹立したCOC1-COC6細胞について、維持培養した。免疫細胞化学、RT-PCR法、染色体標本作製、FISH法のために細胞を培養し、周密化までの適切な時期に固定、回収した。 上記細胞の性格を確認するために、1.2x10^4細胞を35mmの培養皿に植え込み、経時的に4%パラフォルムアルデヒトで固定後、歯原性上皮細胞マーカとしてのpan-keratin、CK5、CK19、hard keratin等のケラチン分子種、amelogenin、enamelin、type IV collagen等の細胞外基質、alkaline phosphatase(ALP)、bone sialoprotein(BSP)等の石灰化関連分子の発現を蛍光抗体法にて検討した。さらに、細胞層より全RNAを回収してRT-PCR法をもちいて、上記分子の遺伝子発現状況も同時に検索し、細胞系によって異なる細胞分化方向性について同定した。 また、上記の株化細胞を、各種それぞれ5-6日間培養し、1.5x10^7/0.5mlの濃度に調整し、生後一週齢のヌードマウスの皮下に移植した。移植腫瘍がある程度に成長した段階で外科的に切除し、通法にて10%フォルマリンで固定パラフィン切片を作製し、HE染色をはじめ、上記の免疫組織化学的検索をおこない、腫瘍性格を確認した。
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