研究課題
基盤研究(C)
腸管などの粘膜組織に特異的に発達した粘膜免疫機構では上皮細胞で産生されたpIgRと呼ばれる蛋白が重要な働きをしている。このpIgRは粘膜上皮にのみ産生されるが、皮膚などの上皮細胞では産生されない。上皮細胞におけるpIgRの産生の相違が蛋白分解を阻害するSLPI蛋白によるNF-kBの活性化の低下によることを明らかにした。また、ヒトの腸管や唾液腺におけるSLPIとpIgRの組織内局在の検索からも生体内でpIgRの産生がSLPIによる抑制が示唆された
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