研究課題
基盤研究(C)
舌、口唇、下顎などの状態を知覚し、それらを巧緻的に制御するためには、口腔内からの体性感覚情報が大脳体性感覚野で適切に統合される必要がある。体性感覚野に微小金属電極を刺入し近接する複数の神経細胞(ニューロン)の活動を記録したところ、一箇所から同時に記録される複数ニューロンの反応特性は、しばしば異なっており、刺激や運動の異なる相に対応して反応する例がみられた。このような機能構成は、継時的に末梢部位から到達する種々の感覚情報を結びつけて脳内に表現する上で極めて都合のよいものであると考えられた。
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