研究概要 |
腎臓での体液量調節や唾液分泌に関与する「イオン輸送担体が如何に発現調節され, 如何に機能調節されるのか」を解明する。周知の通り, イオン輸送担体の蛋白質はDNAのセンス鎖から作られたmRNAを鋳型にして作られる。一方, 生体では"アンチセンスRNA"が実在すること, また, これらは蛋白質の発現調節に関与している可能性がある。イオン輸送担体の発現調節, 機能調節を明らかにするために, イオン輸送担体アイソフォームの内在性アンチセンスRNAの実体およびアンチセンスRNAがイオン輸送担体の発現にどのように関与しているのかを分子生物学的手法で明らかにする。
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