研究概要 |
本年度は前年度に引き続き,コンテンツの開発を行った。従来の検査法に関するコンテンツとしては歯科領域で最も頻用される撮影法のひとつであるパノラマエックス線撮影法の充足を行った。これまでのFLASHコンテンツとパワーポイントコンテンツを組み合わせて物語的にパノラマを理解していくコンテンツとした。物語的なコンテンツにすることで学生は自己学習が非常にしやすいとの結果を得た。単なる知識のまとめのコンテンツではある程度理解をしている学生は良いが,あまり理解していない学生だとコンテンツ問のつながりが理解できない傾向がある。そのため,物語的なコンテンツにすることにより学生は興味を持って学習し,その学習効果も高いようであった。 また,今年度から歯学部の学生だけではなく,歯科衛生士学生向けの出ンテンツの開発を始めた。歯科衛生士にはまだ導入されていないOSCEを模したVRコンテンツを開発するため,歯科衛生学生にアンケート調査を行い,放射線へのイメージや学生の意欲などを測った。その結果は日本歯科放射線学会の第50回関西・第46回九州合同地方会で発表を行っている(共同研究者木原由香)。 また,開発したコンテンツはHPとして自由に閲覧できるように公開している。このサイトは日本歯科放射線学会のHPともリンクを行った。
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