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2007 年度 実績報告書

骨造成機能を持つチタンメッシュ型骨膜下インプラントの開発

研究課題

研究課題/領域番号 18592134
研究機関鹿児島大学

研究代表者

木下 智恵  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (40264436)

研究分担者 西 恭宏  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 講教 (10189251)
川本 真一郎  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (70295260)
長岡 英一  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 教授 (00028812)
小野原 昌弘  鹿児島大学, 大学院・医歯学総合研究科, 助教 (20398283)
水流 和徳  鹿児島大学, 医学部・歯学部附属病院, 助教 (90274844)
キーワードインプラント / チタンメッシュ / 骨膜下インプラント / 骨造成 / HAP
研究概要

【実験1】皮質骨上のチタン試料内に造成骨ができるための最適条件の検討
チタン試料(直径10mm)を以下の3種類作製した.まずチタン鋳造体部分のワックスアップをチタン鋳造機(現有設備,バルカンT)を用いて鋳造し,チタンメッシュとチタン鋳造体をろう付けした後,チタン試料の2/3に,化学的にHAPをコーティングした。
1.チタンメッシュ+チタン鋳造体
2.(チタンメッシュ+チタン鋳造体)にHAPコーティング
3.(チタンメッシュ+チタン鋳造体)にHAPコーティング+HAP顆粒(ポーラス)
その後,皮質骨試料(日本白色ウサギ(18羽)の頭蓋骨)を作製する予定であったが,造成骨の高さも合わせて検討するために,上記の3種類の試料にそれぞれ高さを2mm,3mm,5mmと設定したものをそれぞれ作製した.
【実験2】チタンメッシュ型骨膜下インプラントの作製
無歯部顎堤形態(ヒト下顎乾燥骨)を3次元CTを用いてシミュレーションした.この方法により,骨膜を一旦切開して歯槽骨を露出させ印象採得する従来の骨膜下インプラント法(2回法)と異なり,歯槽骨との適合精度は若干劣るが,1回法のため患者の負担が減少することになる.無歯部顎堤形態シミュレーションモデル上で,骨造成のためのチタンメッシュ(既製品)の変形を防止し,かつ支台装置接続機構(既製品,高さ約4mm)を固定するためのチタン鋳造体を設計し,ワックスアップした.歯槽骨にネジ止めするためのネジ穴も同時に設置した.ワックスアップを鋳造し,チタンメッシュとチタン鋳造体をろう付けして,支台装置設置部とチタン鋳造体を電気蝋着(スーパーエルダーIII,ナルコーム社製)にて接合した.

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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