研究概要 |
本研究では,実験動物において,上顎臼歯を部分的に喪失させることによる,咀嚼能力および学習記憶能力の変化について加齢変化とともに検討するために行った. 前年度と本年度得られた結果をもとに解析作業を行った.2ヶ月齢で歯を喪失させたSAMP8において,咀嚼能力に関しては,5ヶ月齢,上顎左右第1第2臼歯を喪失した群において,非処置群および上顎左右第2大臼歯喪失群と比較し,有意に低下するという結果が得られた.また,学習記憶能力に関しては有意な差は認められなかった. 前年に引き続き,国際歯科学会(IADR)での発表を行った.(Y. ITO, D. KATO, T. TSUCH IYA, T. YOKOYAMA, K. NAGATA, Y. INUKAI, Effect of Aging and Teeth Loss on Mastication SAMP8, International Association for Dental Research2008.7.4Toronto, Canada)
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