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2007 年度 実績報告書

口腔癌早期診断法の確立のためのプロテインマーカー・遺伝子マーカー解析

研究課題

研究課題/領域番号 18592205
研究機関鶴見大学

研究代表者

大島 朋子  鶴見大学, 歯学部, 講師 (50233101)

研究分担者 佐藤 徹  鶴見大学, 歯学部, 講師 (30170765)
キーワードロ腔扁平上皮癌 / 遺伝子多型 / リスク診断 / バイオマーカー / プロテオーム解析
研究概要

1.口腔扁平上皮癌のリスク診断マーカー(遺伝子マーカー)の検索;
癌は遺伝子の異常であり、癌体質かどうかは遺伝的な要因が大きく左右すると考えられている。したがって、個の癌予防を実現させるためには、個人の癌リスク診断が必要である。そこでゲノムワイドなSNP_s多型の検出・分析によるcase-control studyによってリスクマーカー遺伝子を探る試みを行った。昨年度、採取・精製した被験者サンプルをDNAマイクロビーズアレイシステムによるSNP_s検出を行った。OSCC疾患群107例:対照群163例の間で、各染色体400〜500ケ所上の計5984SNP_sにおける分布率の差をX^2検定したところ、P<0.0001を示したものは1番,4番,6番,9番、X染色体上の12SNP_sで、P<0.001であったものが29SNP_s、p<0.05が292SNP_sに認められた。また、連鎖不平衡値D>0.2でかつp<0.05を示したものは52SNP_sであった。
2.被験者血液および腫瘍組織サンプル中のバイオマーカーの同定のpilot study
本学付属病院において、8例のOSCC疾患群手術検体の病変部組織および正常上皮部を別々にレーザーマイクロダイセクション法により採取し、タンパク質の抽出を行った。さらに、SELDIシステムのイオン交換チップ上でのピーク検出条件の検討を行った。その条件に基づき、ディフェレンシャル・プロテオーム解析を行った結果、疾患群に特異的なピークが数パターン検出された。
1と2の結果から、複数のマーカー候補が存在し、これらを組合わせることで診断およぴリスク診断マーカーとして有用となると考えられた。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2007

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] The individual cell property of oral SCC and TP53 mutation2007

    • 著者名/発表者名
      Y. KAMIYA, T. OHSHIMA, T. SATO, S. TOCHIHARA, K. ASADA, K. ISHIBASHI & N. MAEDA
    • 学会等名
      JADR 55th Annual Meeting,
    • 発表場所
      Tsurumi University Memorial Hall, Yokohama
    • 年月日
      20071117-18

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公開日: 2010-02-04   更新日: 2016-04-21  

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